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三田オコジョ
別にあなたの全てがほしいわけじゃない
ほら、そんなの不可能だし、私だってきっとあなたに半分もあげられない
はちぶんのいちくらいでいいんだよ
あなたの部屋の窓からみる四角い景色とか
ひいてくれたピアノの音とか
空気をなでるように優しく髪をすいてくれる手触りとか
そんなものでいいんだよ。
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