ドラミちゃんみたいな女/はだいろ
るほど、ドラミちゃんみたいな、
女の子だった。
ポケットに手を入れるように、
制服のすきまから手をつっこんで、
やたら敏感な乳首を攻めた。
結婚しても、
ぼくの女遊びは、けっして、
止まないだろうと思う。
遊びのうちはいいけれど、
いつか、そのうち、
絶対に、後には引けないような、
ほんとうの、
恋愛に、
堕ちる日が、来るような気がする。
ドラミちゃんは、ぼくをいかせる前に、
時間ぴったりに、
じぶんがいってしまった。
また呼んでくれる?と聞くから、
いいよ、と嘘をつく。
ほんとうにいい子にはもう会えない。
いつでも、
恋は、
一度きりだ。
戻る 編 削 Point(7)