蛸よ、天高く/アラガイs
 

)捕まえるにはまず肩書きのある壺からはじめなければならない
(畑はうしろから前へと耕してゆく
)知らなかった!
それは、学歴を探さなければならない
(蛸)を堀当てる
たまに取り逃がされるのがきみの役目だとしても

希望を失えば海に隠れるより他はない
(韋さんは黒豆を撒いて勝負する
)假さんは職安で立ち往生したまま
(君、君は筆が上手いねー)
抜け毛ばかりを気にする徐さんの楽しみには
それ以上それ以下のことがあるはずもない。

」校庭の門、みつめるポプラの木が時間内に過ぎてゆく
「蛇口から水に流されたよ
使われなかった絵の具たち」
)曇る空が描ききれない
引き込まれた瞬間
に、吸い口へ、糸一文字と上がれば
(明日の明日を這い出したい
風よ、舐めるように吹けばいい 。









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