セクスプロイテーション/古月
ジュを感じるから無視できない。『悪魔のえじき
発情アニマル(day of the woman)』はヴィジランテ・ムービ
ーだから、エログロだけの映画とは違う。こうした映画には、
レイプの残酷さを正しく若者に想像させる教育的な側面がある。
僕は低俗なアダルトビデオから『バイオレンスレイプ』のタイ
トルを奪い取りたい。精液で汚された名前を血で洗いたい。理
不尽な性暴力にアレをおっ立てる人間に『バイオレンスレイプ』
は相応しくない。『バイオレンス・レイク』の隣こそが相応し
い。貞操は暴力映画において生命にも劣らない重さを持つはず
なのに、お前らはレイプという言葉をこうして見ただけで簡
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