五月二十日、失う夜。/
三田オコジョ
覆い被さるからだ 息をする事さえ難しくさせるほど
ふいにあなたが 愛しているのに寂しいと呟いた
きつく抱きしめられたこの身体には
あなたにしか見出してもらえない価値があった
それでも愛していると言いかえせなかったのは
あなたの優しさに私がうぬぼれていたから。
ホモサピエンス、女。
解釈の下手なからだ。
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