そのこえ/……とある蛙
生まれた時から
その声はいつもこう尋ねる
右か左かどっちなんだ
だから、生まれた時からいつも決断して来た
その結果がどうであろうと決断しなければ進まない
そのつどそのつど決断した。
思ったほど悪くないと思っていたが
結局は悪い決着で、
お土産としてたくさんの後悔と涙
地団太踏んだ悔しさと悔し涙とあきらめと
さらには悲しい絶望と
余計なことだが
最初から
そう最初から
あの声を聞いた最初から
いつも要領が悪いため
中途半端な決着で
なかなか抜けられない勘違い
落ち葉の季節に勘違い
この勘違いを箇条書き
事細かに箇条書き
書けば恐らく違う また
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