定義を破るーーー詩についてーーー/yamadahifumi
 
ために、その形式を模倣したか、延長線で書かれているーーーように僕には見える。だが時代が変われば詩も変わる。詩心は一つだとしても、時代が変われば詩人の内部にも変化が起こるので、自己を発現させるために、彼が全くそれまでと違う変わった詩を書くのは必定だろう。・・・だが現在では社会に対応できず、詩もまた産業と同様に古い構造を保っている。我々はもっと自由であって良いのだ。我々はもっと自分を開花させてよいのだ。・・・僕はそう思う。過去の権威、過去の偉大な詩人の事は気にしなくて良い。なぜって彼らもーーー過去の偉大な詩人達もまた、自己を開花させ、古いものを打ち壊し、新しいものを作ったからこそーーー偉大なのだから。彼らの形式を今私達が壊したって彼らは怒らないと僕は思う。なぜって彼ら自身が正にそうしたことの先駆者なのだから。
 
 ーーーちなみに今偉大な詩人と呼べるのは神聖かまってちゃんの「の子」一人(ロックバンドの作詞作曲者)だと思っている。
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