どろり霧だれ落ちる夜 糜爛のように街灯がなる大樹 全ての絶望がここにあっても 全ての希望がここにないと言えるだろうか 同じように逆は? 僕は望まない きっと罪深いんだろ? どうせ償わされるんだろ? 差し出した手のひらに注がれる黄金 重いだけのぬくもり 正気にはもう戻れない 壊されるだけの構造だ 石積みだ 紅葉だ 種付けだ