Opus i <ffffff>/
徐 悠史郎
それでも闇は………………浦にたたずむ
…………しろがね/くろがね
(犬の…………
みる
、
……………………、 と、………………、…………、
最後の一羽をのぞいて)
鳥はやがて すべて自らの羽ばたきの裏に向けて渡っていく
広大な冬ののち
いま一度かれら あいまみえるとき
それらのくちばしの鋭度は
もう落日の方向を夢にみている
眼(敷かれた石の)
子午線で(燃えた)
停止
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