Opus i <ffffff>/徐 悠史郎
 











それでも闇は………………浦にたたずむ

          …………しろがね/くろがね
                      (犬の…………

    みる
   、

……………………、 と、………………、…………、

                   最後の一羽をのぞいて)
鳥はやがて すべて自らの羽ばたきの裏に向けて渡っていく
広大な冬ののち
いま一度かれら あいまみえるとき
それらのくちばしの鋭度は
もう落日の方向を夢にみている
眼(敷かれた石の)

    子午線で(燃えた)
        停止
[次のページ]
戻る   Point(13)