「カリヨン」+「ケロヨン」/
乱太郎
「ケロヨン 」
あおかぜかおる
さっきまでの恥じらいは
何処に
さっきまでの純真は
消えてゆく
そばにいるのはペコちゃんひとり
マンモスの言葉の化石
暴風がぶっ飛ばしてきて
蜂蜜になった僕ひとり
これから何処の店入ろうか
すすきの
これからは隠せないはずはない
悶々もともに
傍らに携えているのは切符一枚
遠くで汽笛が鳴る
幸福行きに乗って
白い骨になろうと僕ひとり
戻る
編
削
Point
(17)