青葉/マーブル
 
あのひとは青葉だと思います。
風に揺られ時には風にも乗りそれはとてもとても果てしない場所で
息吹きをわたのところへ届けてくれるのです。
無数の冷たい水色の光りは瞳の裏をすり抜け心底へとゆっくり降りてきます。



ねえmimosa?
あのひとは今何処を見つめているのかしら。
mimosaは少し首を傾げながらこう云うのです。


わからないわ。でも遠くも見ているし近くも見ているわ。
mimosaは遠くを見つめながら云いました。

――その時
風がさざなみのようにザザザと騒ぎ始める――
空はしなやかに宇宙と伸びていました。
太陽が月にくちづけをすると月は微笑みながら
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