濡れた土地/
長押 新
とを致しましょう。この土地を乾かしましょう。あそこにいる女も、奥の男も、希望なんですよ。
OTOKO
なんだって一体!希望なる君の母が、海だというのか。なんと恐ろしい!なんと忌々しい!だがしかし君、私を父と呼ぶ君を見捨てまい。私は生命を知っていたのだ。私は君の、つまり希望の父なのだ。希望とはなんて、親孝行なのだろう。それで、君は今からどうするんだね?
KIBOU
まずは役場に行かねばなりませんね。
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