ルビの振り方/吉岡孝次
 
丹念に時間(とき)を運ぶ。
笑い転げたくなるようなティータイムにも
窓の外では
大きく風が吹いている。
絵のように。


通俗的な手法。
辞書には載っていないが、
古い雑誌の付録でよく
見かけた。
十年位はかかったか。
それもいい、と思えるまで。

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