雑草の云々/faik
どんなに難解な熟語を知っていても、
ムズカしいことを言っているとは限りません。
どんな言葉をどう操っていても、
それが根っからの本心であるとは限りません。
僕にとって僕が僕であるように、
誰かにとって、誰かは誰かです。
皮肉でも分別でも御託でもありません。
僕は誰かよりも確かに長く生きてきて、
僕は誰かよりも確かに若いというだけです。
どんな事がらも、イコールで繋がっているわけではないのでしょう。
かといって、きっとそんなに気に病むよなことでもないのでしょう。
理屈も屁理屈も正論も極論も、
正義も背徳も道理も不条理も、
感情も感傷も関渉も拒絶も、
すべては、ただの、誤解です。
だからこそ、日々悩むのです。怒るのです。
悲しむのです。笑えるのです。そしてまた悩むのです。
これが誰かにとってのキレイゴトや真理や災難であるように
僕の半径十メートルくらいにある、すべては、
多分きっと、ただの、誤解です。
こんばんわ、君。
さようなら、君。
また会おう、君。
ありがとう、君。
僕は今日も、のどかで不調和なパンピーです。
戻る 編 削 Point(11)