三回目の流れ星/
吉岡ペペロ
しっかりとした流れ星は
これまでに三回見たことがある
一回目はランニングしていたときだ
白い光の線がカッと現れて消えた
二回目はあなたと窓辺に見たあれだ
あなたも見たのかをすぐ確かめた思い出が愛しい
三回目はきのう夜散歩していたときだ
赤黒い尾っぽが見えて先端にかけて白く黄色く光っていた
瞬時に祈ったことは
三回とも言葉にすれば
<希望、希望、希望>だった
ただきのうは初めて
自分以外の存在の<希望>を祈った
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