雨/マーブル
ほら
去来 メーデー
よるの足音は ストン、と落ちる
樹 の。 うみを裸足で さまよう人の/しろい呼吸 温度が、、
波間を滑る。
なめらかな白 水 mer2唄うよな
中空回転 水 ジオラマ
はるかなる はるかなる 内部に浮かぶ しじま
あなたと
わたしは
雨になった
ながいながい
浴槽のなかで
鯨の鳴き声
水浸しの朝がやって来る
夢想の
あおい太陽と
水のピアノ 水滴の鍵盤
あいしています
ことりのよにねむる
樹液のよに垂れ流れる
ヒカリの鳩 銀色の太陽 まで
落花して
かなしいほどいとしい 薫り
目を瞑れば花の音がする
耳を塞げば月の声もする
口を閉じれば翠の味がする
紅と透明な空気と知る
羊水までの
風は蒼く 月の舌で
なでるせなか
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