川沿いの聖堂/コーリャ
 
聖堂の夜会に踊りに行こうと、あなた以外の右手が誘い出して、音をたてて破裂した日の名残り。俯かせた顔の影絵。錆びた蛇口みたいに固まった猫が見つめ。
祈りとオリーブ色がまじった夜がゆらめき始まる。


車はやっぱりキャデラック。キャラメルを流したように滑らかな道。速度と光を暴いていく。交差するクラックションはあの4文字みたいにきこえる。性交よりも良いサンドイッチをよこせよ。約束されたタイミングでの笑いが買われる。それでも自分たちは卑しくないと信じながら。夜のもっと深くに。
そんな手振りで漕ぎ出していく。


注ぎ過ぎたコーラの炭酸みたいに、夜会が溢れかえってる。割れたステン
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