夕陽のひととき/yamadahifumi
 
朝焼けの微笑の中を

お前の頬が通る

一度は抱いたお前の頬も

今や朽ち果てている御様子

俺は昔のお前を嘆いて

自分の老顔を忘れるのだ

今や、陽は西へと傾き

それは人々の来世を忘れて

「今このひととき」を楽しんでいた・・・
戻る   Point(2)