紫光錯誤/
本木はじめ
その花の名前を僕は知らないが既に時間の問題なのだ
気がふれているのか問われ後ろから追いかけてくる影だと言った
無限とも思える選択肢のどれを選べど逢えるひとこそ運命
木琴と鉄琴奏者に囲まれて秋の深夜に欲する沈黙
少年と少女は永久に駆け回る紫だらけの美術館内
意識して名前を知ったら映えるのみ/木立ダリアに囲まれて、きみ。
残り香に酔い痴れいつしか木星の片隅にいる微笑みながら
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