去って行った男たち/
森の猫
木枯らしが吹き
去って行った男たちを
つらつらと思う
あったかい口づけ
厚い大きな手
柔らかな髪
広い背中
甘い匂い
熱くなる
ほめ言葉
リフレインする 声
声 声 声
振られたのは
あたしなのに
よい事しか
残っていない
不思議
あたしの全部は
去って行った男たちに
作られたものだ
人恋しい 季節
性懲りもなく
また
想いを重ねる
あたし
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