侵食/海美
 
僕を見捨てたあの子のベッドへ進入開始
ボロボロの腕を引きずり歩伏前進
目からは冷たい何かが溢れてきた

にやりと口で笑う 僕のこと好き?
あの子は決して眠りからは覚めない
コップの水を飲み干した時が運命が決まるとき

簡単にはナイフは刺さない それがポリシー
嫌がっても決して離さない それが僕だから
あぁ もう嫌がることも抵抗する事も無いね

コップの水に薬を混ぜて 君は何事も無く深い眠りへ
本当はその前から準備していたんだけど気がついた?
僕じゃない男と歩いている時も
女の子と食事している時もずっと見ていたんだよ?

何度犯そうか悩んだ 何度殺そうか悩んだ

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