アイビー (想起させるものに、忠実に)/
乾 加津也
きみが覆いつくした 世紀は輝く
きみは高らかに筆を降ろし 画布から水面につたう
きみは光と水を 調合する
きみは招待で
振向くきみは侵食のようだ
きみは廃棄物マニフェストの保存先であり
窓辺市生まれの天使は盲目
きみはあらゆる
朝廷を載せて 断頭台まで
きみは
這う
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