ヘアー・トニック/
たもつ
薄透明の液体の中で僕の体積が膨張する
と PMとAMは分解され
いつか見たことのある景色へと再生が始まる
沈殿していく毛髪という毛髪 関節という関節
は祭の夜のような雄叫びをあげるが
そのすべてを視線がかき消してしまう
言葉は時としていくつかの選択肢である
僕が ではない
液体が!
僕を直視している
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