にごり/
四帰
ほそい喉から、くらい胃へ
くらい胃から、からっぽの湖にほとばしる閃光
さかなたちの皮膚はただれて
潤える草花は焼かれていく
けむりは静かにたちのぼる
聞こえるか、曇りにおびえる青空よ
こちらの霧はもう晴れそうにない
淀んだ視界の泳ぎ方を、教えてくれないか?
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