雨が如く/
TAT
雲が如く
雷が如く
街道をゆく拙者でござる
てくくぶらぶら峠の三吉屋に着いたのが宵で
団子な気分でもなかったが腰掛けれるもんだから腰掛けて
『草団子…』
って
まぁこの『…』にいかに男の色香を漂わすかが岐路なんだがな…
ハズレを引いたら野宿だからな
先の戦でここらの百姓は全部駆り出されたらしい
ババァは止めにして下さい観音様金比羅様裏のお堂の大狸様
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