一つの流星/
yamadahifumi
真実は暁の外にあって
君は村の外で佇んでいる
やがて来る夜明けを待って
君は一人、焚火を暖めている
遠くから男達の叫声 それでも
君はたじろがない
男達はやがてやって来て 君を刺し殺し
その後で君の死骸を犯すかもしれない
それでも君はたじろがない
夜明け前の空には流星が一つ
それは人の意思とは何の関係もなかった
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