言葉に何の意味がある/Tシャツ
小説が好きだから、少し小説を読みます。好きな作家は、今は「宮本輝」さん。彼の小説「夢見通りの人々」の中でこのような一節があった。
『思ったとおりに詩を書く事は小学生でもできるんやで。』と言われる。
でも主人公は小学生こそ本当の詩人だと思う。
そして主人公は詩を書く
『十年前、僕は否応なく放り出された。
世の中というところへ。
悲しく、寂しく、がやがやとうるさいところだった。
自分をうらぶれさせていくことで
そくばくの金にすがり、
嘘をつき、笑いたくないのに笑い
怒ってはいけないのに怒ってしまい
疲れているのに 張りきってしまい
どこも悪くないのに、病を装
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