体温/
森の猫
抱きつくのは
愛しいからで
抱きしめられるのは
愛しく思ってくれるからだ
体温の感じ方が
違うんだ
秋が深くなり
人恋しい
眠りにつく前
ぎゅっと 背中に抱きついて夢に落ち
休日の朝
ぼわっと 横向きで
腕を回してもらい
しあわせに落ちる
カラダを交わすより
広がってゆく幸福…
この感じ この体温は
ふたりの歴史なのかもしれない
言葉どおり
これからもずっと
抱きしめていて
ずっと ずっと
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