畜生/
長押 新
また泣くのか
また泣くのかと
母が問う
今日こそは泣くまいと
幼い私は唇を噛む
妹が隣で笑っている
痩せた身体には
いくつもの痣
それというのは母が
私のことを嫌いだったからだ!
畜生
畜生
畜生!
それというのに
私の方は
母を愛してやみません
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