凍土の化粧/狩心
 
過呼吸に 風 暴れ、
肋骨が胴体前面から皮膚を引き裂きながら起床し
着陸の着色をばら撒き、 宙の残像の音を鷲掴みに囲い取り込み …

わたしは再度、凍土の化粧を施す
時間は関係ない
一分だろうが百万光年だろうが、
空間は意味を成さない
この無体席過呼吸の税、免疫、すべてから搾取する税系、免疫、無体積、過度の同音、
結晶されていく 指先と足先と判断できない 裂けた枝の広がる響き、 空を汚染する体内の音、

わたしは選び、存在する
座標は明滅を繰り返し 観察される
わたしを殺すべき新しきわたしたちに細分化され
それでも尚、自分で在ろうとするが、

愛すべきものすべて滑り
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