出さない手紙/森の猫
 
あなたの書くものに
目を通すのは
もう日常になっている

そして 感じたままを綴ることは
出さない手紙のようだ

返事もなければ
読まれることもない

いつまで続けるのだろう
あの思い出が
風化するまで?

あたしが炭化し
ボロボロと崩れるまで?

確証なんて何もない

ただの思い込みだ
虚しくて痛いのに…

また今日も
書いてしまった

手紙


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