彼女の言葉/
さすらいのまーつん
ねえ 聞かせて欲しい
あたしたち何処へ 歩いてくの
ああ このまま 何も変わらないのかしら
この くすんだ町で
ただ毎日 くすぶってるだけ
なにか 目の覚めるようなこと ないかな
幼い日 絵本のなかに 見た景色は
夢のように 色鮮やかに
輝いてたのに
今は 乾いた心が
ただ さ迷ってるだけ
私は 霞(かすみ)みたい
今は 凍えた心が
ただ うつむいてるだけ
私は 氷柱(つらら)みたい
戻る
編
削
Point
(7)