ハート/番田 
 

僕に見えていた全て
だけど 見ていたはずの夢は消えかけていた

多くのものを手に掴みたい
そう思えた あの頃の僕自体が若かった

時は流れていく
そこにとどまることなく
人の死なんて 誰であろうと ちっぽけなものだ
道ばたのベンチの僕にはそう思える



今日も渋谷の街並みの中で
金に追われて 必死で生きてみれば
何もかもが僕には虚しい
人一人のやることなんて あまりにもちっぽけだった


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