レネゲイド/
ホロウ・シカエルボク
頸椎の天井に針の感触を落とす
水が垂れてくるみたいな音
浸食されたなにかが瞼を重くする
寝床にはいつも朝方
解体されたとりとめのない夢がばら撒かれる
ちょっとした郵便物を待っていたり
ちょっとした確認のメールを待っていたり
ちょっとした身体の痛みに顔をしかめたりして
横たわって捻ったり伸ばしたりしながら
温度が変わるのを待っている
時計の針を
上手く読もうと思ったことはない
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