真っ白な夢/
番田
私はいつも見つめていた
失うこと自体が いつも
怖かった 夢の中で 私が 毎晩
ひとり 途方にくれて 思うことは
いつも とても少なかった
ひとりの人間ではなく
私自身であることのほかには
私には いつも
全てが 手の中に 物足りなかった
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