極寒/mortalis
 
 

白き大地は果てしなく

沈まぬ光の静謐に

いざない いざなう

時をひととき 忘れた光



白き大地の果てしなく

白く冷たい隣人は

等しく全てを覆うだろう


願わくば 手を引かれゆくまま 白き大地の懐へ


指の間に零れゆく

細(ささ)や虚しきものどもよ

涙とともに零れ落ち

白き大地に染みてゆけ


 
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