制とする時/狩心
 
制とする時 生徒はしないのだ 学習を
教師は死の先で 股を開いている 淫乱に
そこに突っ込めば食われる 宇宙の始まりとやらに

記憶するな
すべて忘れろ
すべて気にしなくても
残ってしまう何かがある

一点を注意深く見つめるのではなく
ボーっと全体を見ている時に
自動的に動いてしまう何かがある

何をしても絶望してしまう時に折れる折り紙の鶴がある
たくさんのベッド、抱えてしまった病魔、自分の外側の人々の想い、その重さ、
突き刺さり合う鶴の嘴と嘴、呼吸する為の備考を数多に携える為、
俺は死んでしまっても構わない、しかし成し遂げたい何かを探している
俺は死んでしまって
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