10月の少年/
吉岡ペペロ
公園よこのカーブした細い坂道
ぼくは一人で歩いていた
綿毛を取って喜んでいた
黒い音で鳥が啼いていた
光とは白だと教えていた
綿毛がぼくの友達だった
あなたと歩いた公園よこの坂道
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