きみの名は/あまね
いつも一緒に流れていけることを
教わりました
この世界が恒星の熱量によって
動きを与えられ 大きな巡り合いの中にいるように
ぼくもまた世界に包まれています
かぎりない熱量に命をもたらされて
愛されている 小さな星のひとつです
たがいを引き寄せ合う もう一つの星と巡り合ったとき
この体は世界のちいさなレプリカとして
新しい軌道を授かったのです
新しい星を育むための
温かみを与えられたのです
流れていきます
きみと一緒に
きみの名は、
ハピネス。
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