日と夜のあいだに/
シホ.N
光が
眼を射抜く
明るさが
全身を焦がす
闇と静寂のうち
それだけが
僕を活かす
空間と時間
夜のサイレンが
耳を衝く
胸騒ぐ
遠いかすかな音
風が空が
笑っている
またたくのは星ではなく
射抜かれる眼
日と夜のあいだに
はさまれる身
世界のこのかたすみで
ファンファーレが鳴る
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