金星/たいにぃぼいす
 
金星に
咲く花が
一向に散る
気配を見せず
ちらり
ちらりと
倒錯する
2つ3つが
1つに重なり
その時
僕は
嘲笑を思い知った

アイスクリームが
抉り取られ
空いた隙間に
溶けて流れ込む
ような
自己認識が
くっ付いては
また離れていく
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