茫洋、茫洋/faik
 
例えるならば、高いところにたまった塵

例えさせて頂けるのであれば、
新しいのを買った途端に出てくるそれ

のような
 
見つけられた途端に、疎まれるような
見つかりさえしなけりゃ、どうともないような

恐らく、私が人様に与える不快感というのは
そういう類のものでありまして

触れさえしなければ
人畜無害なはずなのですが


私もやはり、人ですので
人と呼ばれるものですので

時には好奇心などをもって
時には嗜虐心などももって

わざと風に吹かれてみたり
わざと隅から出てきてみたり

誰の得にもならないような
そういうことをしたくなるのです

愛おしくなればなるほどに
そういう気持ちになるのです



嗚呼、
今日も空が、白いや
戻る   Point(1)