まつりのあと/春日線香
 
百万の蛙と同じ数だけの忍者がいると思えば楽しい

この夜の全ての書肆の灯りをも狂って吹き消す風のいじわる

大輪のひまわり折れているばかりこの世の息をあの世でも吸え

舞殿で無心におどる鬼の群 祭が果てたら車で帰る
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