文系の為の数学講座 第一回/
 

学の現状かもしれない。
正確には、 -1 × (-1) = 1 と定義しないと、 1 × 1 = 1 が成立しなくなるのが問
題なのであるのだが。

簡単な数式を用いて、そこらへんのことを示しておこう。

  -1 × -1 = 1 の証明

このことは
 (a) x = y ⇒ ∀z, x + z = y + z
 (b) (x + y) × (z + w) = x × z + x × w + y × z + y × w
 (c) 1 × (-1) = (-1) × 1 = -1
という三つを仮定すれば導く事が出来る。
 (ここで、 ∀z とは「(定義域内の) 全
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