空/
mortalis
清涼なりし秋の太陽平らかに川の流れは澄み増して
水の晶(あきら)のただ中に 木の葉涛々(とうとう) 川流れ 枯れ野枯れ野へ
秋の木立の穏やかに辺り渡りし 風姿(かざすがた)木の葉舞わしむ
木の葉舞う 空の彼方の遠ければ 雨を待つ如 天(あめ)に向かいぬ
霜冷えに 野辺の土色 山 包み 木霊の呼び声 山鼓(やまつづみ)かな
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