夢の国の住人/
FUJIMASAじろう
夢の国の住人だった頃、
気が着いたら家に帰っていた。
遊園地の帰り、
おばあちゃんの家の帰り、
いつの間にか
気が着いたら家に帰っていた。
そんな夢の国の住人を
今、僕はだっこして
家路に着いている。
全てを僕にゆだねて、
この小さな夢の国の住人は、
いつまで夢の国にいられるんだろうー。
でも、
こうして夢の国の住人を
だっこしているのも
いいもんだ。
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