apoptosis/
高梁サトル
線が
思惑に触れて角度を変える
その鮮やかな反応
点々と落ちる
幾つかの俗情を振り払い
歩き出す私たち
今日もまた
背の後ろで翻った背に
声を掛けることさえできず
握り締めた手の中で
やわい白昼夢をとかす
僅かな望みも捨てた私に
ささやかな肯定を分けてくれた
あなたの歌が聞きたい
その声で
(これは至る道筋)
(私への)
円環の限りを脱ぎ捨てる
準備は整っている
戻る
編
削
Point
(8)