秋の土手/
番田
詩はいつも
死んだように
思いを 無くした
見えない感覚なのだろう
私は 見た
いつも それを
川の 畔に 腰を 下ろして
一人で 見ていた
なぜ それを思う必要があるのだろうと
季節の中で 好きであろう人と手をつなぎながら
帰る道を探した
それは 遠すぎる記憶だった
見知らぬ国の 飛行場で
次の国へと 旅立つ時を 待っている
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