心の翼/さすらいのまーつん
もしも今君に 何か告げられる ことがあるとしても
言葉は空しく凍りつく 涙を前にして
君は谷底にうずくまり 「何故か?」 と問いかける
闇は静かに見つめ返す 何一つ答えずに
それでもいつかは
愛しい人の死を超えて 季節はめぐって
時が日々を塗り替える 君もまた 生まれ変わるだろう
豊かさを願って 足をすくわれて 人は我に返り
くしけずられてきた大地に つぐないの血を流す
知りすぎた指先が 開いたパンドラ 飛び出した炎は
背伸びした科学の手を逃れ 古里の地を汚す
あやまちの陰で
いつも誰かは気づいてる 流れに逆らい
そこは目指す場所じゃない 君もいつ
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