花火/つむ
 
 明後日はちゃんと食事をするのかな
 また来年 君とここへ来られるだろうか
 きれいなこと、ばかりじゃないけど

細く細く 音もなく飛んでゆく白い彗星

うん きれいだったね

君は満足げに大きく頷いて
最後の 開店祝いの丸いやつに似てたよね なんて言うから
僕は思わずふきだしていた

上がれ上がれ、祝賀の花火
電離圏の天井までも
仮定の夜空をつんざくように
大輪の、大輪の明日を咲かせて!
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