花火/
つむ
明後日はちゃんと食事をするのかな
また来年 君とここへ来られるだろうか
きれいなこと、ばかりじゃないけど
細く細く 音もなく飛んでゆく白い彗星
うん きれいだったね
君は満足げに大きく頷いて
最後の 開店祝いの丸いやつに似てたよね なんて言うから
僕は思わずふきだしていた
上がれ上がれ、祝賀の花火
電離圏の天井までも
仮定の夜空をつんざくように
大輪の、大輪の明日を咲かせて!
戻る
編
削
Point
(1)